「猫の手AGENT(ねこのてエージェント)って、実際どうなの?」
調べ始めた人がまず戸惑うのが、体験談らしい口コミがほとんど出てこないことです。SNSを探しても、レビューサイトを見ても、出てくるのは紹介記事ばかり。そのせいで「怪しいのでは」「詐欺なのでは」という不安が先に立ってしまいます。
そこでこの記事では、感想や推測ではなく検証できる一次情報だけを積み上げました。公式サイト・利用規約・プライバシーポリシーの記載、運営会社の法人登記情報、有料職業紹介事業の許可番号、厚生労働省の統計。この5つを突き合わせて、「猫の手AGENTの評判はどこまで信じていいのか」を整理しています。
結論から言えば、猫の手AGENTは「口コミが少ないだけで、事業者としての実体は確認できるサービス」です。ただし、それは「誰にでもおすすめ」という意味ではありません。合う人と合わない人がはっきり分かれるタイプのエージェントなので、その線引きまで具体的に書きました。
- この記事の結論を先に3行で
- 猫の手AGENTとは?基本情報を30秒で確認
- 【核心】猫の手AGENTの評判・口コミを調べて分かった3つの事実
- 猫の手AGENTは怪しい・詐欺?不安要素を5つに分けて検証
- 猫の手AGENTの5つの特徴|良い評判につながる仕組み
- 猫の手AGENTのデメリット・注意点4つ
- 猫の手AGENTが向いている人・向いていない人
- 他の20代向け転職エージェントとの比較
- 登録から入社までの流れと、各ステップの所要時間
- 評判以上の結果を出すための使い方7つのコツ
- データで見る「20代の転職」の実態
- 20代の転職でよくある失敗5パターンと、面談で潰す方法
- 【想定ケース別】猫の手AGENTの面談が機能しやすい相談例
- 猫の手AGENTに関するよくある質問
- まとめ:猫の手AGENTの評判は「情報が少ないだけ」だった
- 参考にした情報源
この記事の結論を先に3行で
- 評判が少ないのは事実。2026年8月時点で、第三者による体験談ベースの口コミはほぼ確認できません。新しいサービスであることが最大の理由です。
- ただし「怪しい」の根拠にはならない。運営会社は法人番号で実在が確認でき、有料職業紹介事業の許可番号(13-ユ-316977)も公開されています。無許可事業者ではありません。
- 向いているのは「求人数より納得感」を求める20代。大量応募でスピード転職したい人には物足りず、キャリアの軸から整理したい人には噛み合います。
まずは公式サイトでサービス内容と雰囲気を確認しておくと、この後の検証パートが読みやすくなります。
猫の手AGENTとは?基本情報を30秒で確認
猫の手AGENTは、20代に特化した転職エージェントです。公式サイトが掲げるキャッチコピーは「20代の今だから 描ける未来がある。」。目先の1回の転職ではなく、10年後・20年後を見据えたキャリア設計から逆算して求人を提案する、という立て付けになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | 猫の手AGENT |
| 公式サイト | neko-agent.jp |
| 運営会社 | 株式会社にゃー |
| 所在地 | 〒162-0806 東京都新宿区榎町35番 三四郎ビル5階 |
| 有料職業紹介事業許可番号 | 13-ユ-316977 |
| 対象 | 20代(転職を具体的に決めていない段階の相談も可) |
| 料金 | 完全無料(求職者の費用負担なし) |
| 求人数 | 12万件(公式サイト記載) |
| 面談形式 | リモート・電話 |
| 相談窓口 | Webの無料相談フォーム/LINE相談 |
| サポート範囲 | キャリア面談、求人提案、職務経歴書の作成支援、面接対策、条件交渉、入社まで一貫 |
※上記は公式サイト・利用規約・プライバシーポリシーの記載内容(2026年8月時点)に基づいています。最新の内容は必ず公式サイトでご確認ください。
「猫の手」というネーミングが示すサービスの立ち位置
「猫の手も借りたい」という慣用句から取られた名前ですが、実際のサービス設計を読むと、“人手として手伝う”というより“考える相手になる”方向に振っていることが分かります。公式が強みとして挙げているのは、求人紹介そのものではなく、以下の3点です。
- 「3年後の理想」から逆算するキャリア設計
- 求人の「リアル」まで見抜く求人精査
- 本人が気づいていない強みまで引き出すヒアリングと言語化
つまり、「今すぐ内定が欲しい人向け」ではなく「何を選べばいいのか分からない人向け」の設計です。この一点を理解しておくと、後述する「向き不向き」がすっきり腹落ちします。
【核心】猫の手AGENTの評判・口コミを調べて分かった3つの事実
事実1:体験談ベースの口コミは、現時点でほぼ存在しない
最初に、この記事でいちばん正直に書いておくべきことです。
2026年8月時点で「猫の手AGENT 評判」「猫の手AGENT 口コミ」で検索して出てくるのは、アフィリエイト広告を含む紹介記事が中心で、実際に面談を受けた人が書いた一次情報の体験談は、検索エンジン上でほとんど確認できません。SNSでも、サービス名での目立った言及は見当たりませんでした。
この状況で「利用者からはこんな声が上がっています」と具体的な人物像つきのレビューを並べている記事があれば、それは出典を確認したほうがいい類のものです。2023年10月からステルスマーケティングは景品表示法の規制対象になっており、実在しない口コミを事実であるかのように掲載する行為はリスクを伴います。当サイトでは、確認できない口コミは掲載しません。
では「口コミがない=評価できない」かというと、そうではありません。転職エージェントは、口コミがなくても事業構造・許認可・サポート範囲・利益の出し方という4つの角度から、かなりの精度で実態を検証できます。以下でそれを行います。
事実2:運営元の実在と許認可は、公開情報で確認できる
猫の手AGENTを運営しているのは株式会社にゃーです。プライバシーポリシーに事業者名と所在地(東京都新宿区榎町35番 三四郎ビル5階)、連絡先メールアドレスが明記されています。
さらに、この法人は行政の法人情報データベース(gBizINFO)にも法人番号4020001116698で掲載されており、登記上の所在地もプライバシーポリシーの記載と一致します。求人媒体に掲載されている会社情報によれば設立は2016年で、事業内容は「アプリケーション開発」「Web等の制作」「有料職業紹介事業」の3本柱。転職支援は後発の新規事業であって、会社自体は10年近い運営実績があるという構図です。
そして最も重要なのが、利用規約に記載された有料職業紹介事業 13-ユ-316977という許可番号。これは厚生労働大臣の許可を受けた事業者にのみ与えられる番号で、無許可で職業紹介を行えば職業安定法違反になります。番号が公開されているという事実は、「怪しい」という不安に対する最も強い反証です(読み方と確認方法は次章で解説します)。
事実3:「求人量で勝つ」設計ではなく「納得感で勝つ」設計になっている
公式サイトが公表している求人数は12万件。これは大手総合エージェントの数十万件規模と比べれば控えめですが、20代特化のエージェントとしては十分な水準です。
ただ、猫の手AGENTが前面に出しているのは件数ではありません。「3年後の理想から逆算する」「求人票以上のリアルを見抜く」「気づいていない強みを言語化する」という、いずれも“数”ではなく“質と納得感”の話です。
ここから読み取れる評判の傾向は明確です。合う人には「他では言語化されなかったことが整理された」という高評価になり、合わない人には「話は良かったが求人の選択肢が少ない」という評価になりやすい。評判が割れるとすれば、サービスの良し悪しではなく“求めているものとのズレ”が原因になるタイプのサービスだと言えます。
猫の手AGENTは怪しい・詐欺?不安要素を5つに分けて検証
「怪しい」という検索が発生する理由は、だいたい5つのパターンに分類できます。ひとつずつ潰していきます。
検証1:運営会社は本当に実在するのか
実在します。判断材料は3つあります。
- プライバシーポリシーに事業者名・所在地・連絡先が明記されている:怪しいサイトほど運営者情報を曖昧にします。番地・ビル名・階数まで書かれているのは信頼側の材料です。
- 行政の法人情報データベースに法人番号付きで掲載されている:法人番号4020001116698で検索すれば、誰でも登記上の所在地を確認できます。
- 転職支援以外の事業でも活動実績がある:Web・アプリ開発事業として求人媒体に企業ページを持っており、実体のないペーパーカンパニーではありません。
なお、公式サイトのトップページに「会社概要」ページへの導線がなく、運営会社名がフッターに大きく出ていないのは事実です。これが「運営者が見えない」という印象につながっている可能性はあります。ただし利用規約とプライバシーポリシーには明記されているので、情報を隠しているわけではありません。
検証2:許可番号「13-ユ-316977」は何を意味するのか
この番号は3つのパートに分かれています。
| パート | 意味 |
|---|---|
| 13 | 許可を受けた都道府県コード(13=東京都) |
| ユ | 有料職業紹介事業であることを示す記号(無料の場合は「無」) |
| 316977 | 事業所ごとの固有番号 |
有料職業紹介事業の許可を得るには、資産要件(財産的基礎)、事業所の要件、個人情報を適正に管理する体制、職業紹介責任者の選任と講習受講など、複数の基準を満たして厚生労働大臣の許可を受ける必要があります。「登録すれば誰でも名乗れる」ものではありません。
自分で裏取りしたい場合は、厚生労働省が運営する「人材サービス総合サイト」で許可番号や事業者名から検索できます。第三者の記事を信じるより、この確認を1分やるほうが確実です。
検証3:完全無料の“カラクリ”は何か
「無料」と聞くと裏を疑いたくなりますが、転職エージェントが無料なのは業界全体の構造です。
職業安定法では、求職者から手数料を徴収することが原則として禁止されています(芸能家・モデル・経営管理者・科学技術者・熟練技能者など、法令で定められたごく一部の職種を除く)。つまり有料職業紹介の「有料」とは、求人企業側から手数料を取るという意味であって、求職者が払うという意味ではありません。
エージェントの収益は、紹介した人材が入社した時点で企業から支払われる成功報酬です。したがって求職者側の負担はゼロで、猫の手AGENTの利用規約にも「求職者の方にご負担いただく費用はございません」と明記されています。
ただし、この構造には裏返しの注意点もあります。エージェントは入社が決まって初めて報酬を得るため、構造的に「決めさせる方向」の力学が働くということです。これは猫の手AGENTに限らず全社共通のリスクなので、後半の「使い方のコツ」で対処法を書きます。
検証4:「連絡が来ない」「しつこい」は起こりうるか
どちらも転職エージェント全般でよくある不満で、猫の手AGENTだけの問題ではありません。ただ、起こる条件は予測できます。
連絡が来にくくなるケース:
- 希望条件が極端に狭く、紹介できる求人が手元にない
- 希望勤務地が求人の少ないエリアに限定されている
- 登録フォームの入力が不十分で、担当者が提案を組み立てられない
- 「いつか転職したい」と伝えており、優先度が下げられている
連絡が多いと感じるケース:
- 「すぐにでも転職したい」と伝えている(=優先対応される)
- 希望条件に合う求人が複数あり、応募期限が近い
- 連絡手段や時間帯の希望を最初に伝えていない
どちらも初回面談で「連絡はLINEで」「平日は20時以降なら電話可」「返信は2営業日以内を目安に」と決めておくだけで、ほぼ防げます。猫の手AGENTはLINE相談の窓口を用意しているので、メール・電話が苦手な人はここを使うのが現実的です。
検証5:口コミが少ないサービスは避けるべきか
結論としては、「口コミの少なさ」はリスクではなく“情報の非対称性”の問題です。分けて考えるべきは次の2つです。
| 本当に警戒すべきサイン | 気にしなくていいサイン |
|---|---|
| 運営会社名が一切書かれていない | 口コミ件数が少ない |
| 許可番号が確認できない | サービス開始からの年数が浅い |
| 求職者に費用を請求してくる | 知名度が大手より低い |
| 個人情報の取扱い方針が不明 | SNSでの言及が少ない |
| 連絡先が問い合わせフォームのみで法人実体が不明 | テレビCMを打っていない |
猫の手AGENTは左列にひとつも該当せず、右列に当てはまっているだけです。逆に言えば、新しいサービスだからこそ担当者1人あたりの担当人数が少なく、丁寧に見てもらえる可能性もあります。これは大手にはない構造的なメリットです。
ここまでの検証を踏まえて、実際のサービス内容と求人の中身を自分の目で確かめたい方は、無料相談から確認できます。
猫の手AGENTの5つの特徴|良い評判につながる仕組み
ここからは、公式サイトが公表しているサービス設計を「実際に何が起きるのか」に翻訳しながら見ていきます。
特徴1:「3年後の理想」から逆算するキャリア設計
猫の手AGENTが最初に置いているのが、この逆算の考え方です。一般的なエージェント面談は「希望職種は?」「希望年収は?」という現在地の確認から入りますが、逆算型では「3年後にどうなっていたいか」を先に決め、そこから逆算して今の一手を選ぶという順番になります。
この違いは想像以上に大きく効きます。たとえば「営業がつらいから事務職へ」という転職は、現在地起点なら合理的に見えます。しかし3年後に「専門性を持って年収を上げたい」と考えているなら、事務職への転職はその目標から遠ざかる選択かもしれません。今の不満を消す転職と、将来につながる転職は、しばしば違う方向を向いています。
20代の転職では、この差が10年後の年収とキャリアの選択肢に直結します。逆算型の面談は、そこを事前に潰すための設計です。
特徴2:求人票に出てこない「リアル」まで見抜く求人精査
求人票に書かれているのは、企業が見せたい情報です。実際の残業時間、部署ごとの雰囲気、退職者が出ている理由、評価制度の運用実態といった入社後の満足度を左右する情報は、求人票にはほぼ載りません。
猫の手AGENTは「リアルまで見抜く求人精査」を強みとして掲げています。エージェント経由で転職する最大の実利がここにあり、自分で求人サイトを見て応募するだけでは絶対に手に入らない情報です。
面談では、遠慮せずに次のような質問をぶつけてください。ここで具体的に答えられるかどうかが、そのエージェントの実力を測る最良のテストになります。
- この求人は、前任者がなぜ辞めたポジションですか
- 直近1年で、この会社に紹介した人は何人で、何人が定着していますか
- 実際の残業時間は、部署単位でどのくらいですか
- 評価制度は制度として存在するだけですか、実際に運用されていますか
特徴3:自分では気づかない強みの言語化
20代の転職で最大の壁は、経験の量ではなく「自分の経験をどう価値に翻訳するか」です。
「新卒2年目、営業、目立った実績なし」という自己認識の人でも、実際には「担当エリアの既存顧客の解約率を下げた」「新人研修の資料を作り直した」「クレーム対応を任されるようになった」といった動きがあることがほとんどです。本人が“当たり前にやっていたこと”ほど、職務経歴書から抜け落ちます。
猫の手AGENTは、この掘り起こしと言語化をヒアリングの中心に据えています。公式サイトでも「職務経歴書のPRポイント言語化」からのサポートを明記しており、書類が通らない20代にとっては実利の大きい部分です。
特徴4:12万件の求人と、20代に絞った提案
公式サイト記載の求人数は12万件。ここで大事なのは絶対数より「20代向けに絞られているか」です。数十万件の求人があっても、その大半が管理職・専門職・経験10年以上向けなら、20代の実質的な選択肢は多くありません。20代特化のエージェントは、母数が小さくても自分に該当する求人の密度が高いというメリットがあります。
特徴5:転職を決めていない段階でも相談できる
公式サイトは「転職を具体的に考えていない方も利用可能」と明記しています。面談形式はリモートと電話で、加えてLINE相談の窓口もあります。
これは地味ですが、20代にとっては大きな条件です。「辞めるかどうか迷っている」段階で相談すると、多くの場合その場で求人を大量に見せられて話が進んでしまいます。迷っている段階を迷っているまま扱ってくれるかどうかは、そのエージェントのスタンスがよく出るポイントです。
猫の手AGENTのデメリット・注意点4つ
良い面だけを書いても判断材料になりません。登録前に把握しておくべき弱点を挙げます。
デメリット1:第三者の評判が集まりきっていない
繰り返しになりますが、これが最大の弱点です。「他の人がどう感じたか」を参考にできないため、自分で面談を受けて判断するしかありません。逆に言えば、1回の無料面談で確かめるコストしかかからない話でもあります。
デメリット2:求人数は大手総合型に及ばない
12万件は20代特化としては十分ですが、数十万件規模の大手総合エージェントと比べれば少数です。ニッチな職種、特定エリアの限定的な求人、専門性の高いポジションを探している場合は、単独では選択肢が不足する可能性があります。対策は後述の「併用」です。
デメリット3:スピード転職には向かない設計
キャリア設計から入るスタイルは、裏を返せば時間がかかるということです。「来月には退職するので今すぐ内定が欲しい」「とにかく件数を送って応募数で勝負したい」という進め方をしたい人には、面談の丁寧さがまどろっこしく感じられる可能性があります。
デメリット4:対応エリア・職種の詳細が公開されていない
公式サイトでは、対応エリアや強い業界・職種の内訳が数値で公開されていません。地方在住の方は、面談前または面談冒頭で「自分の希望エリアに求人があるか」を確認しておくのが確実です。リモート面談が基本なので相談自体は全国から可能ですが、求人の分布は別問題です。
猫の手AGENTが向いている人・向いていない人
向いている人
- 「今の会社が合わない」とは思うが、次に何をしたいか言語化できていない20代:逆算型の面談が最も効くタイプです。
- 1回目の転職で失敗したくない人:20代の1回目の転職は、その後のキャリアの方向を決めます。ミスマッチ防止を軸に据えた設計と噛み合います。
- 職務経歴書が書けない・書類選考で落ちている人:強みの言語化支援が直接効きます。
- 大手エージェントで「これ希望と違う」求人を大量に送られて疲れた人:件数ではなく納得感を軸にしたい人向けです。
- 在職中で、転職するかどうかも含めて相談したい人:転職未決定でも相談可、LINE窓口あり、という条件が効きます。
- 担当者に丁寧に見てほしい人:新しいサービスは、担当1人あたりの求職者数が少ない傾向があります。
向いていない人
- 30代以上の人:20代特化のため、そもそも対象外です。年齢に合ったエージェントを選んでください。
- 1〜2週間で内定を取りたい人:スピード特化型のサービスのほうが噛み合います。
- とにかく求人の絶対数を見たい人:大手総合型を主軸にすべきです。
- 専門職・技術職でニッチな求人を探している人:業界特化型エージェントのほうが精度が出ます。
- 誰かと話さず、自分だけで完結させたい人:面談が価値の中心なので、そもそも相性が悪いです。
他の20代向け転職エージェントとの比較
20代向けエージェントは、大きく3つのタイプに分かれます。自分がどこを主軸にすべきかを、まず整理してください。
| タイプ | 主な特徴 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| 大手総合型 (リクルートエージェント、doda など) |
全年代・全職種を扱う。求人数が最大規模 | 選択肢の多さ、非公開求人の量、実績の蓄積 | 1人あたりの担当者の時間が短くなりやすい。20代向け以外の求人も混ざる |
| 20代・第二新卒特化型 (マイナビジョブ20’s など) |
20代・第二新卒に絞った求人と選考対策 | 年齢に合った求人密度、若手前提の面接対策 | 30代以降は対象外。求人は大手総合型より少ない |
| キャリア設計重視型 (猫の手AGENT など) |
将来像から逆算して求人を絞り込む | ミスマッチ防止、強みの言語化、じっくり型の面談 | スピード重視には不向き。第三者の評判がまだ少ない |
※各社のサービス内容・求人数は変動します。登録前に必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
結論:「1社に絞る」より「2〜3社の併用」が合理的
転職エージェントは無料であり、複数登録に制限もありません。にもかかわらず1社だけで進める人が多いのですが、これは情報を自分から狭めている状態です。
おすすめの組み合わせは次の通りです。
- 求人の母数を確保する枠:大手総合型を1社
- キャリアの軸を固める枠:猫の手AGENTのようなキャリア設計重視型を1社
- (必要なら)業界特化型を1社
この形にすると、「求人は大手から広く集め、選ぶ基準は設計重視型と一緒に作る」という役割分担ができます。同じタイプを3社登録するのが最も効率が悪い組み合わせで、似た求人を3回見せられて疲れるだけです。
キャリアの軸を固める枠として検討するなら、まず無料相談で面談のスタイルを確かめるのが早道です。
登録から入社までの流れと、各ステップの所要時間
公式サイトが示している流れは4ステップです。実際にかかる時間の目安を添えて整理します。
| ステップ | 内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 1. 無料相談の申し込み | Webフォームまたは LINE から申し込み | 3〜5分 |
| 2. キャリア面談 | リモートまたは電話。現状の整理と3年後の理想のすり合わせ | 60分前後 |
| 3. 求人・キャリアプランの提案 | 面談内容を踏まえた求人紹介と、応募戦略の設計 | 面談後〜数日 |
| 4. 選考サポート〜入社 | 職務経歴書のPRポイント言語化、面接対策、条件交渉、入社後フォロー | 1〜3か月 |
初回面談までに準備しておくと差がつくもの
- 職務経歴のメモ:完成度は不要。所属部署、担当業務、数字(件数・金額・人数)を箇条書きにするだけで面談の質が変わります。
- 辞めたい理由を3つ:本音でかまいません。むしろ本音のほうが提案精度が上がります。
- 絶対に譲れない条件を1つだけ:年収、勤務地、働き方のうち「これだけは」を1つに絞っておくと、提案がぶれません。
- 希望する連絡手段と時間帯:在職中なら特に重要です。冒頭で伝えてください。
評判以上の結果を出すための使い方7つのコツ
転職エージェントの満足度は、サービスの質だけでなく使う側の運用でかなり変わります。ここは全エージェント共通で効く実践論です。
1. 初回面談で「まだ決めていない」と正直に言う
「すぐ転職したい」と見栄を張ると、その前提で話が進みます。迷っているなら迷っていると伝えたほうが、提案の設計自体が変わります。
2. 連絡ルールを最初に決める
「連絡はLINEで」「電話は平日20時以降」「返信は2営業日以内を目安に」。この3点を冒頭で共有するだけで、「しつこい」「連絡が来ない」という不満のほとんどは発生しなくなります。
3. 求人を勧められたら「なぜ私にこれを?」と聞く
この質問への答えが具体的なら、あなたの話をきちんと聞いています。曖昧な答えしか返ってこないなら、条件だけで機械的に絞られている可能性があります。担当者の質を測る、最もコストの低いテストです。
4. デメリットを必ず聞く
「この求人の懸念点はどこですか」と聞いて、正直に答えるかどうか。良い面しか言わない担当者は、入社後のミスマッチに責任を持つつもりがないと考えて差し支えありません。
5. 応募を急かされたら一度持ち帰る
前述のとおり、エージェントは入社が決まって初めて報酬を得ます。この構造は全社共通なので、「今日中に返事を」と言われたら必ず一晩置くと決めておいてください。本当に良い求人なら、翌日に消えることはまずありません。
6. 職務経歴書は「実績がない」前提で相談する
自分で完成させてから見せるより、白紙の状態から一緒に作るほうが結果的に質が上がります。強みの言語化を売りにしているサービスなら、なおさらここを使い倒すべきです。
7. 合わないと感じたら担当変更を申し出る
担当者との相性は運の要素があります。合わないまま進めるのが最も損なので、「担当を変えてほしい」と伝えるのは正当なリクエストです。それができない、あるいは伝えても改善しないなら、そのエージェントの利用をやめて別の会社に移れば済みます。無料である以上、乗り換えコストはゼロです。
データで見る「20代の転職」の実態
最後に、判断の土台になる客観データを押さえておきます。
大学卒業者の3人に1人が3年以内に離職している
厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」によれば、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち33.8%が3年以内に離職しています(高卒は37.9%)。前年より1.1ポイント低下したとはいえ、依然として3人に1人の水準です。
つまり「入社数年で辞める」ことは例外ではなく、統計的にはごく一般的だということ。20代で転職を検討していること自体に、引け目を感じる理由はありません。
20代後半の転職入職率は全年代でもトップクラス
厚生労働省「令和6年 雇用動向調査」では、年齢階級別の転職入職率は20〜24歳が14.3%、25〜29歳が16.8%。20代は労働市場の中でも人が最も動いている層です。企業側も「20代は動く」という前提で採用計画を立てており、ポテンシャル採用の枠が最も厚いのがこの年代です。
転職で賃金が上がった人は40.5%
同じ調査では、転職入職者のうち賃金が「増加」した人が40.5%、「減少」が29.4%、「変わらない」が28.4%という結果でした。転職すれば必ず年収が上がるわけではない、という点は正しく認識しておく必要があります。
この数字が示しているのは、準備と戦略の差がそのまま結果に出るということです。年収交渉を任せられるエージェントを使うかどうかも、この40.5%側に入れるかどうかを左右します。
20代の転職でよくある失敗5パターンと、面談で潰す方法
評判の良し悪し以前に、20代の転職には典型的な失敗パターンがあります。エージェントを使う価値の大半は、ここを事前に潰せることにあります。面談で何を話すべきかの具体例として読んでください。
失敗1:「今の不満をなくすこと」だけを条件にしてしまう
「残業が多いから残業のない会社へ」「人間関係が悪いから小さい会社へ」。動機としては自然ですが、この条件設定だけで選ぶと次の職場で別の不満が生まれたときに、また同じ理由で辞めることになります。
面談では「何から逃げたいか」と同時に「何に向かいたいか」を必ずセットで話してください。猫の手AGENTが掲げる逆算型の面談は、まさにこの後者を引き出すための設計です。
失敗2:年収だけで比較してしまう
提示年収が同じでも、みなし残業時間、賞与の変動幅、昇給の実績、退職金や手当の有無で手取りと将来の伸びは大きく変わります。「月給30万円(固定残業45時間含む)」と「月給28万円(残業代別途)」では、後者のほうが有利なことが珍しくありません。
求人票の内訳を分解して説明できるかどうかは、担当者の実力を測る良い指標になります。
失敗3:応募社数を絞りすぎる/広げすぎる
1〜2社に絞ると、落ちたときに焦って条件を下げがちです。逆に20社以上に一斉応募すると、1社ごとの企業研究が浅くなり面接の通過率が落ちます。20代の転職では、同時進行5〜8社前後を維持し、選考の進み方を見ながら追加していくのが現実的なバランスです。
失敗4:退職を先に決めてしまう
在職中の転職活動は時間の制約が厳しく、面倒です。しかし先に辞めてしまうと、収入が途切れることで「早く決めなければ」という焦りが生まれ、条件面で妥協しやすくなります。前述の「賃金が減少した人が29.4%」という統計の一部は、この焦りが原因です。
猫の手AGENTがリモート・電話面談とLINE相談を用意しているのは、在職中でも動けるようにするためです。まずは在職のまま相談してみるのが安全です。
失敗5:エージェント任せにしてしまう
担当者は求人と選考のプロですが、あなたの人生の当事者ではありません。提案を受け取る側に判断基準がないと、結局は「担当者が勧めた会社」に決まってしまいます。
「3年後にどうなっていたいか」を自分の言葉で持っておくこと。これがある人とない人では、同じエージェントを使っても結果がまったく変わります。
【想定ケース別】猫の手AGENTの面談が機能しやすい相談例
以下は実在の利用者の体験談ではなく、サービス設計から見て「こういう相談ならこう機能する」と考えられる想定ケースです。自分の状況に近いものがあれば、面談で話す内容の参考にしてください。
ケースA:新卒2年目・営業職・「向いていない気がする」
この段階で多いのが、「営業が向いていない」のか「今の会社の営業スタイルが向いていない」のかが切り分けられていない状態です。個人ノルマ中心の新規開拓が合わないだけで、既存顧客の深耕型や無形商材の提案営業なら合うというケースは非常に多くあります。
逆算型の面談では、まずこの切り分けから入るため、「職種を変えるべきか、環境を変えるべきか」という判断そのものを相談できます。いきなり事務職の求人を送られる進め方とは、出口が変わります。
ケースB:3年目・事務職・「実績がなくて職務経歴書が書けない」
定型業務が中心の職種では、数字で示せる成果が見つからず書類が埋まらない、という悩みが典型的です。しかし実際には、「処理件数」「マニュアル整備」「他部署との調整」「新人への引き継ぎ」など、書き方次第で成果になる材料は必ず存在します。
強みの言語化を売りにしているサービスは、この掘り起こしが本業です。白紙の状態で相談したほうが、完成品を持ち込むより結果が良くなる典型例です。
ケースC:20代後半・「このままでいいのか分からないが、辞めたいわけでもない」
最も相談しにくく、そして最も相談したほうがいいパターンです。転職を前提にしていないため大手エージェントでは優先度が下がりがちですが、猫の手AGENTは転職を具体的に考えていない段階での相談を明示的に受け付けています。
結論が「今の会社に残る」でも構いません。むしろ、市場価値と選択肢を把握したうえで残る判断をするのと、何も知らずに残るのとでは、その後の3年の過ごし方が変わります。
猫の手AGENTに関するよくある質問
Q. 利用料金は本当に無料ですか?
はい。利用規約に「求職者の方にご負担いただく費用はございません」と明記されています。職業安定法上、求職者からの手数料徴収は原則禁止されており、エージェントの収益は求人企業からの成功報酬です。
Q. 20代以外でも利用できますか?
公式サイトは20代特化を明示しています。30代以降の方は、年代に合ったエージェントを選ぶほうが求人の適合率が高くなります。
Q. 在職中でも利用できますか?
できます。面談はリモート・電話が基本で、LINE相談の窓口もあるため、在職中でも進めやすい体制です。連絡可能な時間帯を最初に伝えておくとスムーズです。
Q. 転職するか決めていない段階でも相談していいですか?
公式サイトに「転職を具体的に考えていない方も利用可能」と記載があります。むしろ、決めていない段階のほうが逆算型の面談は機能します。
Q. 面談はどのくらい時間がかかりますか?
一般的なキャリア面談は60分前後が目安です。正確な所要時間は申し込み時に案内されます。
Q. 登録したら必ず転職しなければいけませんか?
いいえ。相談だけで終えても問題ありません。転職しないという結論に至ることもあります。
Q. 運営会社はどこですか?
株式会社にゃー(東京都新宿区榎町35番 三四郎ビル5階)です。有料職業紹介事業の許可番号は13-ユ-316977と利用規約に記載されています。
Q. 他のエージェントと併用しても大丈夫ですか?
問題ありません。併用は一般的で、むしろ推奨されます。ただし同じ求人に複数のエージェント経由で重複応募するとトラブルになるため、応募先は自分で管理してください。
Q. 個人情報はどう扱われますか?
プライバシーポリシーによれば、収集した情報は転職支援サービスの提供目的で利用され、第三者提供は「本人の同意を得た場合(求人企業への推薦等)」「法令に基づく場合」などに限定されています。企業への推薦には同意が前提です。
Q. 求人数はどのくらいですか?
公式サイトには12万件と記載されています。ただし件数は変動するため、最新の情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ:猫の手AGENTの評判は「情報が少ないだけ」だった
この記事で確認してきたことを整理します。
- 体験談ベースの口コミは、2026年8月時点でほとんど確認できない。これは事実であり、隠すべきことではありません。
- ただし「怪しい」の材料にはならない。運営会社は法人番号4020001116698で実在が確認でき、有料職業紹介事業の許可番号13-ユ-316977も公開されています。求職者の費用負担はゼロです。
- サービスの軸は「求人量」ではなく「キャリア設計と納得感」。3年後から逆算する面談、求人のリアルの精査、強みの言語化が中心です。
- スピード重視・求人数重視の人には向かない。その場合は大手総合型を主軸にすべきです。
- 最適解は併用。求人の母数は大手で確保し、選ぶ基準づくりをキャリア設計型で行うのが、20代にとって最も損の少ない進め方です。
厚生労働省のデータが示すとおり、大卒者の33.8%が3年以内に離職し、20代後半の転職入職率は16.8%。20代で動くこと自体は、まったく珍しいことではありません。問題は「動くかどうか」ではなく「何を基準に次を選ぶか」です。
評判が少ないサービスを判断する最も確実な方法は、口コミを探し続けることではなく、無料の面談を1回受けて自分で確かめることです。費用はかからず、断ることもいつでもできます。合わなければ使わなければいいだけの話です。
▶ 猫の手AGENT公式サイトはこちら(無料相談・20代限定)
参考にした情報源
- 猫の手AGENT 公式サイト/利用規約/プライバシーポリシー(neko-agent.jp)
- gBizINFO(経済産業省)法人番号 4020001116698 株式会社にゃー
- 厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」
- 厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概況」
- 厚生労働省「人材サービス総合サイト」(職業紹介事業者の許可情報検索)
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。サービス内容・求人数・運営体制は変更される場合があります。最新かつ正確な情報は公式サイトでご確認ください。本記事はキャリア選択の参考情報であり、特定の転職を推奨・保証するものではありません。


